東京都教区長 永井 比佐志 【就任挨拶】

合掌
昨年度は少林寺拳法創始70周年、東京進出60周年という記念すべき1年でした。
創始70周年では、『架け橋たれ』をテーマとして11月に行われましたブルースカイキャンパスを初めとして、 多くの皆様との繋がりを目的とした記念事業が開催されました。 東京都におきましても、8月に小笠原伯爵邸を会場に今までとは趣を変え、より多くの触れ合い、繋がりを目的 として、記念祝賀会を実施致しました。多くの皆様にご臨席を賜り、お陰様を持ちまして盛大にそして成功裏に開催できました。 ご臨席をいただきました皆様、また、ご支援後協力をいただきました皆様にこの場をお借りしまして、改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
さて、創始70周年のテーマ『架け橋たれ』は、昨年だけで終わるものでは有りません。
私たちは、開祖が標榜された“人づくりによる国づくり” “理想境建設”に向けて、多くの皆さんに少林寺拳法を知っていただき、
そしてその本質を理解していただくための活動を推進していかなければなりません。
そしてその想いを繋いでいく、実践していく次世代のリーダーの育成も急務と考えております。
現在の日本は世界のどの先進諸国より先に、1990年代より人口オーナス期を迎えています。この流れは今後益々拍車がかかることが予想され、
統計によれば2050年には人口が1億人を割り、2100年には5000万人を割るという、数字も出されています。
このような時代においては、外国の方々との日常生活における関わりがますます増え、
それが必然となり、多くの皆さんとの共存が求められます。
このような時こそ、他者を認め、他者を尊重する、自他共楽の教えが生きてくると考えます。
今日をスタートとしまして、われわれの組織が、ますます発展・充実し、あらゆる意味で豊かとなって、
80周年そして100周年を迎えることができるように精進してまいりたいと思います。
実現するのは、私たちであり、皆様です。一丸となって活動を推進していきましょう。
皆様方のより一層のご支援・ご協力、そしてご指導ならびにご鞭撻をいただけば幸いと存じます。
何卒よろしくお願い致します。
以上