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2019年度金剛禅総本山少林寺東京都教区行事報告

永井比佐志教区長 年頭挨拶

 あけましておめでとうございます。多くの皆様にご参加いただき、東京都教区新春法会が行えますことを深く感謝申し上げます。
 2020年、令和になって初めての新年迎えたわけですが、皆様方にとって今年はどんな年になりそうでしょうか。十干十二支で言いますと、今年は「庚子(かのえ・ね)」となります。この庚子というのはどういう年かというと、変化が多い年、大きな変化が起きる年と言われています。是非皆さまとともにより良い大きな変化を起こしたいと思っています。
 年初より少林寺拳法グループにおいても大きな変化が有りました。本年1月1日をもって、師家が宗由貴グループ相談役から宗昴馬代表へと承継されました。これからは、宗昴馬代表をここにいる皆さんをはじめとして、関係者一同が一致協力してお支えして、少林寺拳法グループの発展に向けて活動していきたいと思います。
 私は一昨年教区長になり、どういう活動をするべきなのかと考えました。現関東総代の片岡前東京都教区長の継承は勿論ですが、それをより良い方向へもっていく活動にしたいと考えました。
「教区を充実させて、もう一度東京を名実ともにNo.1にしたい」これをビジョンに掲げ活動して参りました。先ずは、僧階の新規取得者、昇任者をどの教区よりも増やし、教区を充実させることを目的に、各行事を位置づけ、必要な行事を皆さんにご協力いただきながら実施してきました。
 最初の一年間はほとんど活動できなかったのですが、皆さまに昨年のこの場所で表明したことで、多くの皆さんにご協力を頂けました。その結果、2017年50名、2018年52名であった、僧階の取得・昇任者が、2019年度は昨年末現在98名、3月の大導師補任講習会の結果では100名を超えて前年比200%になると思っています。
 これは本当に皆さまにご協力いただいた結果で、本当にありがたく、感謝しております。今年は、新規取得者の方々が多く増えましたので、その方々に昇任していただくことに注力して先ずは活動を行っていきます。
 また、少林寺拳法を、金剛禅を、多くの一般の方々に知っていただくこと、休眠拳士へ復帰を促す活動をすることで、現役拳士を増やしたいと思っています。この活動も併せて行うことで、少林寺拳法の更なる発展・充実に向けて、東京都グループとして少しでも貢献していきたいと思っています。
 是非皆さまに、叱咤激励、ご指導ご鞭撻を頂戴して、活動していきますので、今年一年何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。

(2020年1月19日 東京都教区新春法会より)

【写真】永井比佐志教区長年頭挨拶01