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2019年度金剛禅総本山少林寺東京都教区行事報告

東京都教区達磨祭

  10月26日(土)金剛禅総本山少林寺東京別院において、東京都教区達磨祭が行われました。10月5日に亡くなったとされる祖師達磨大師の遺徳を偲んで、都内の小教区長、道院長や幹部の方々39名の門信徒が参列しました。導師を務められたのは東京都教区長の永井比佐志少法師です。法要は厳かな雰囲気で進み、導師による献香、教典唱和が行われ、参列した門信徒一同による献香へと続きました。
  今からおよそ1500年前、インドからはるばる中国河南省の嵩山少林寺に渡り、釈尊の正しい教えとその行法を伝えたという達磨大使の遺徳は、その強い精神力から、不撓不屈の精神、七転び八起きという言葉とともに私たちへと伝えられてきました。
  達磨祭の中で行われた法話では、達磨のような強い精神力で、金剛禅の教え、開祖の「思い」を、広く多くの人へと伝えていかなくてはならない、とのお話をしていただきました。
  今年は強い台風、それに伴う豪雨による災害に見舞われ、大変多くの方々が苦しい思いをされました。私たちは「拳禅一如」の修行によって、困難にくじけない心を養うとともに、被災した人々、苦しむ人たちに寄り添い、力になれる、そんな生き方を目指さなくてはなりません。「世界の平和と福祉に貢献せんことを期す」との信条をあらためて胸に刻み、より一層、精進していくことを誓う日となりました。

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